脳出血とは?
脳出血とは、脳卒中の1つで(他に脳梗塞、くも膜下出血がある)脳内の血管が何らかの原因で破れて、脳実質に出血した状態をいいます。出血によって血腫(血の塊)が出来てしまい、脳の障害を受けた部位によって意識障害、運動麻痺、感覚障害などの症状が出現します。
運動障害
脳出血の後遺症の中でも代表的な症状に片麻痺があり、これは損傷を受けた脳の反対側の手足に麻痺が起こる状態になります。麻痺の程度には軽度のものから重度のものまであり、軽度の場合は完全に機能が回復する場合もありますが、程度によっては麻痺が残る場合もあり、移動に杖や歩行器などを要する場合もがあります。
片麻痺の回復過程
一般的に、脳梗塞や脳出血の後遺症に対してリハビリが有効的な期間は、発症後4~6ヶ月とされています。特に3ヶ月目ぐらいは急速に回復し、その後は回復のスピードは緩やかになり、1年ほど経過すると、状態はほとんど固定化されてしまいます。
2年前の脳出血で麻痺が残る方にアクシスメソッドを行った
2年前に脳出血で倒れ、右側に麻痺が残っている40代半ばの男性にアクシスメソッドを行った症例です。「歩行や日常生活が少しでも楽になりたい」という思いからアクシスメソッドを希望されました。この記事は、2回の施術結果をもとにして書いていきます。
アクシスメソッド前の検査
立位で前後左右の軸をチェックする検査を実施すると、麻痺側に力が入らず、踏ん張ることが難しい状態です。
足を真っ直ぐに上げることが困難で、どうしても外側に逃げてしまっています。
アクシスメソッド後の検査
アクシスメソッド後に同じ検査をしてみると、麻痺側も力が入るようになりました。
股関節の全面(腸腰筋)に軸を通すことで、足の上がり方も変化し、真っ直ぐに上げることが出来るようになりました。
アクシスメソッドによる実際の効果は、動画でご確認ください!
「百聞は一見に如かず」歩行の改善の様子は、動画でご覧くださいませ。
*個人の感想であり、成果や成功を保証するものではありません。
アクシスメソッドはリハビリにも効果がある
アクシスメソッドは本来、スポーツをしているアスリートに向けたメソッドではありますが、今回の症例のように後遺症で麻痺が残る方にも効果が期待できます。また、高齢者の転倒予防に対しても同様のことが言えると思います。大変なリハビリに励んでいる方にとって、今後、アクシスメソッドが希望をもたらすことが出来るかもしれません!
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