下半身で打つ!
バッティングに限らずピッチング、守備においても下半身の強さや使い方が重要であることは、野球を経験したことがある人は誰もが知っていることだと思います。下半身がしっかりしていないと、球速のある真っ直ぐに押され負けてしまい、飛距離は伸びないし、変化球に対応していくことが出来ません。
松井秀喜の驚異的な下半身
元ニューヨークヤンキースの松井秀喜の上半身の筋力は、実はプロ選手の中でも平均以下しかありませんでしたが、下半身の強さは他の選手より群を抜いていました。だから、速いヘッドスピードであのような素晴らしいバッティングが出来たのです。
軸足の“タメ”の重要性
元楽天イーグルスの主砲 山崎武司さん曰く、「現代の野球は球種が多く、軸足のタメが必要だ」と明言している。また、「軸足にタメを作るバッティングフォームにしたことで現役生活が延びた」とも。
↓の動画では、駒沢大学硬式野球部監督、大倉監督も好結果を生むためには「勇気を持って、タメて出ていく!」と進言していることからも、軸足のタメはバッティングにおいて重要だということが理解できます。
内転筋の意識
バッティングにおいては軸足の腿の内側にある内転筋を上手く使うことが重要です。天才打者と言われている2人。イチロー選手や元広島カープの前田智徳さんの構え方を見ても、内股にして内転筋を意識しているのが解ります。
内転筋で下半身の力を逃がさないようにすることで、球威のあるストレートや変化球に対しても、崩されることなく自分のバッティングをすることが出来るのです。しかし、頭で解っていても、なかなか出来ないのが悔しいところでもあります。
そこで、アクシスメソッドで内転筋に軸を通すことで、どのように変化するのかを見ていきましょう!
この方にアクシスメソッドを受けていただきました
先日、香川県のアクシスメソッドマスタートレーナーの井上和憲先生と共に、野球YouTubeチャンネル「カズローTV」のカズさんと直接お会いする機会があり、そちらで紹介された動画を題材にさせて頂きまして、説明して行こうと思います。
”カズロー”ことカズさん
球歴:花咲徳栄(甲)~明治大学
花咲徳栄時代、高校1年夏からレギュラー外野手として甲子園に出場。その巧みなバットコントロールから「埼玉のイチロー」と呼ばれた。
野球YouTubeチャンネル「カズローTV」のチャンネル登録数は11000人を超える。
構えが安定する
アクシスメソッドで中心軸を通していくと、構えた状態で内モモを外側にひっぱてもビクともしないようになりました。
片足立ちでもバッティングフォームが崩れない!
更に、一本足打法のように片足立ちになった状態で、外側に引っ張ってみます。
アクシスメソッド前は中心軸が入っていないので、耐えることが出来ずに崩されてしまうのですが
アクシスメソッド後は、中心軸が形成されるので、片足立ちでも内転筋に力が入るようになり、軽々耐えれるようになります。
このように内転筋に中心軸が入ることで、下半身の力を余すこと無くバットに伝達することができるようになります。
動画で確認してください!
内転筋だけでなく、前後左右の軸、体幹などが飛躍的にパワフルになっています!
アクシスメソッドを受けた翌日の練習でバッティングが開花!?
アクシスメソッドを受けた翌日の練習の動画です。軸足にしっかりタメが作れているので、タイミングを外されてもしっかり芯でとらえることが出来ています。
カズさんも実際の成果を実感して下さいました!
これからはポテンシャルを高めてから練習する
これまでの常識は、全ての競技において、運動能力を高め中心軸を作るために練習やトレーニングを行っていました。
しかし、これからは中心軸を作って運動能力を高めてから、練習やトレーニングをする時代です。
アクシスメソッドで中心軸を形成し、全身の筋肉を連動させ
ポテンシャルを引き出した状態で練習を繰り返すことで、ネクストステージへの近道になります。
パフォーマンスアップのために必要な3大要素
各競技でパフォーマンスを高め成績を向上させるためには下記の要素が必要になります!
1.Learn(学ぶ):強くなるために必要な要素を習い覚える
理想のフォームや技術、そのための知識、試合運びなど必要な要素を習い覚える。
2.Practice(練習する):練習によって筋肉の能力を高める
パワーやスピード、持久力など競技に必要な筋肉の能力を高める。
3.Functional(機能的):筋肉を機能的に働くようにする
身体機能を高め、全身が中心軸を備え、筋肉をより機能的に働くようにする
1.Learnと2.Placticeは、選手とコーチやトレーナーが共同で行うことで高めることができました。
しかし、3.Functional(機能的)の部分はコーチやトレーナーが教えることができず、これまで選手のセンスやイメージ力、感性に任せられてきました。
アクシスメソッドでは、この「Functional」の部分を担うものです。
中心軸が備わってからのLearnやPracticesの方が、より短期間で高度な動きやイメージする状態まで持っていくことができます!
おわりに
今回は、バッティング時の内転筋にフォーカスしていきましたが、もちろんこれが全てではありません。選手によってタイプも違えば課題も異なるはずですから、求めるプレースタイルも千差万別です。自分の長所を伸ばすためには身体のどこが使えていないのかを意識できると、パフォーマンスが変わってくると思います。意識しても上手く使い切れない場合は、アクシスメソッドを受けていただくことをお勧めします!
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